ニコチンの害として中毒による依存症というのは広く知られていますが、その毒性についてはあまり知られてないことが多いです。
タールや一酸化炭素の毒性に勝るとも劣らない害をニコチンは人体に与えています。

ニコチンは、「毒物及び劇物取締法」にも明記されている毒物で、ドラマでよく聞く青酸カリといった、青酸系の毒物に匹敵する毒性があります。

ニコチンは水溶性のため、タバコの煙を吸うと血液中に溶け出し、わずか10秒足らずで全身をめぐります。
そのためニコチンの害というのは体全体へと影響があります。

口臭の原因となるのはもちろんのこと、最近では視力低下やEDの原因となることもわかってきました。

ニコチンの害をさらに大きくするのが、その中毒性にあります。
ニコチンが脳に達すると、ニコチンは容易に脳の中へと進入し、快楽を感じる部分を刺激し始めます。
脳はニコチンによる刺激であっても快楽を感じてしまい、ニコチンをもっとほしい!という状態になってしまい、これが依存症となっていきます。

ニコチンはもちろん人体に有害なものなので、ニコチンを排除するように人体も防御反応を取り始めます。
ニコチンが入ってすぐに、腎臓がニコチンに作用し始め、毒性の低いコチニンに変えようとします。
ニコチンがコチニンになると、3日ほどで排泄できるのですが、腎臓は、体内に侵入したニコチンをすべてコチニンへと浄化することができません。

腎臓がニコチンをコチニンに浄化できるのは大体80%ほど。
残りの20%は体内に残存してしまい、それが脳を刺激し続けるのです。
脳はニコチンによる刺激を受け続けてしまうため、ニコチンを常にほしがるようになってしまい、中毒性がエスカレートしていきます。

ニコチン中毒を少しずつ緩和するのが禁煙の第一歩。

禁煙してみたけれど続かない、、というのはニコチン中毒が一番の原因。 長く喫煙していればいるほど体がニコチンの強い依存症となっているので、やめるのは相当大変だと思います。

ニコチンが少ないタバコを選んでみても、結局は吸う本数が多くなり、ニコチンが減るどころが逆に増えてしまうケースもあります。

禁煙に成功した人の中で、今ひそかにブームとなっているのが、電子タバコです。

電子タバコは、水蒸気が主成分の無害の煙を吐き出すもので、見た目はタバコそのもの。火は使いません。
タバコを吸う感覚で息を吸えば、煙が吸い込まれますし、先っぽがもわっと明るくなり火がついたタバコと見分けがつかないほど。

ニコチンを抑えたタバコで本数が増えてしまうならば、電子タバコで無害の煙を吸うほうが、よほど禁煙効果が高いわけです。

口寂しいときにタバコを吸ってしまう、、という人も多いと思いますが、電子タバコでは数種類のフレーバーが用意されていますので、
飽きが来ないというのも人気の秘訣となっています。